今日はこのマシュマロについて答えていく回にしたいなと思います。このマシュマロを答えるまでに簡単に振り返りを。遡ること約2年前、僕は民放キー局番組同時配信に反対しておりました。そのツイート群がこちら
キー局のニュース番組を同時配信するのは、良いと思うけど、これがバラエティまでに及んでradikoのTV版みたいになったら嫌だね。
— せかもり (@Sekamori07733) January 20, 2020
あとテレビがネットでも観られるっていうのは、なんかテレビの価値観が薄れてしまうのでは無いかと思ってもいます。
— せかもり (@Sekamori07733) February 2, 2020
テレビが同時配信をしてしまうとYouTubeや他の配信サービスと同じプラットフォーム上で戦うことになるから、そうなった場合は、かなり厳しいと思います。無料で見逃し配信されるTVerでさえ、YouTubeの違法動画より観られていない現実があるわけなので。
— せかもり (@Sekamori07733) February 2, 2020
地域によって観れない番組とかあるからそこを軽減するのは、確かに良いと思います。僕としては古い価値観かもしれないですが、視聴率との兼ね合いとかどうするのかとか、違法アップロード対策はどうするのかとか、ジャニーズが出てる番組とかどうするのかという観点から反対に近いです。
— せかもり (@Sekamori07733) February 2, 2020
また日本テレビが昨年10月から本格的にTVerでの同時配信を始めた際にも僕は懐疑的なコメントをしたのは記憶に新しいと思います。そのツイートがこちら
日テレが始めたTVer同時配信、始まる時は話題になったけど、いざ始まったら、誰も話題にしないもんな。あれは成功なんですか?
— せかもり (@Sekamori07733) November 2, 2021
先日、テレ東が定例会見で4月から同時配信をやることを表明、朝日新聞デジタルの記事によるとテレ朝、TBS、フジも同様ということです。最初の夕方ニュース同時配信から2年くらいで僕の心境に変化はあったのか。ということで長々イントロさせて頂いたんですが、率直に言ってどっちでも良いなという気持ちです。
僕、コロナの濃厚接触者になってまして、2月の上旬はほとんど自主隔離だった(PCR検査の結果は陰性)んですが、僕の部屋にはテレビが無くてちょっと困ったと。幸いにも「どこでもDIGA」の力でいくつかの番組は同時視聴出来たんですが、どこでもDIGAって凄く重くて安定しないことが多いんですよ。その時に初めてTVerの同時配信があればな…と正直に思いました。
また今冬季北京五輪開催中で、大きなスポーツ中継とかはやはり民放とか強い。そういった時にネット同時配信があれば、今もしっかり盛り上がっている中、もっと盛り上がれるのかなと感じます(権利関係は厳しそうだけど)。
そして先述の2年前のツイート時と今でテレビを取り巻く状況が大きく変わって、TVerの普及率というのが大幅に伸びて、視聴率の指標は世帯→個人・コアに変わり、TVerでの再生回数が番組の行く末を左右するようになりました。またジャニーズタレントの番組も当たり前のように見逃し配信されるようになって、テレビがネットにだいぶ近づいたというか、テレビとネット/配信の境目が無くなってきたのではないかと感じます。それと共に2年前の世情さんに返したリプライにある「テレビの価値観が薄れる」という謎の意地は僕の中から完全に消滅したと思います。
その上で、僕が「どっちでも良いな」とするのはもはや局同士、テレビvsネットみたいな戦いのフェーズじゃ無くなったからなんですよね。TVerもAndroid端末だとスクショさえ出来ないですし、そういった権利関係を守れば全然配信しても良いと感じるし、もはや「何で」「どこで」観ているという手段を問う時代じゃなくて、それぞれの視聴者のライフスタイルに合った十人十色のテレビへの接し方があるので、もう僕はどっちでも良いですね。僕自身も濃厚接触者の自粛とかを経験して、例えば一人暮らししていたら、寮生活だったら、と必ずしもテレビがある環境では無いんですよね。今の若者が一人暮らしをする時にテレビに対する優先順位が低くなるのも「テレビに対するハードルが高いから」だと思うんです。そう考えると「どうやって」テレビを観るのかという手段よりも、どんな手を使ってでもテレビは面白いということを伝えなければならない、地上波のコンテンツはまだまだ面白いんだぞを伝えなければならないので、そう考えるとあってしかるべきだし、そこに対して僕が賛成やら反対やらごちゃごちゃ言うのはナンセンスに感じました。
ということで結論「どっちでもいい」ということでよろしくお願い致します。生意気に反対していた過去の自分が恥ずいですが、そういう紆余曲折を経て、今の自分があると思って、敢えて2年前から丁寧に説明しました。
せかもり
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